プロペラを止めた、僕の声を聞くために。 [DVD/ビデオ/映画レビュー]
この作品は千原浩史、干原靖史、渡辺鐘(ジャリズム)というちょっと変わったメンバで行った
同名の舞台をDVD化したものだ。
見たのはかなり前になるのだが、映像が頭に焼き付いて離れない。
ストーリもさることながら映像がまずパッと浮かんでくる。
この舞台は複数のコントで構成されており
コント間に共通のテーマや、つながりは一切ない。
そこにあるのは、ただひたすらに3人の笑いに対する探究心だけだ。
舞台構成、小道具、演技どれをとっても笑いの為だけに作られた印象を受ける。
それらが脳に焼き付いてストーリよりも先に映像が先に思い出されるのだ。
なかでもお薦めはこの2本。
「少年と鹿と鉄骨」
「日本の夜明け」
前者は、コント冒頭からあっという間に世界へ引き込まれる秀作だ。
なんでこんな状況に!!??という疑問が次々と解明されていくなかで
笑いと納得という変な感情が入り乱れる。
後者はゆっくりと、世界へ引き込まれるタイプのコントで
思い出し笑いを誘う。
最後に、このDVDの題「プロペラを止めた、僕の声を聞くために。」について触れたい。
題だけでも色々な想像をさせてくれ、かなり僕の好みだ。
ただし、どんなに想像しても何故この題になったかは正解できないと思う。
DVDを見ればそれは解消されるのだが
それがわかった瞬間、笑いだけではない複雑な感情が湧いてくるはずだ。
そう、この舞台は想像力をフル回転させられる。
それでも追いつけない思考の遠方に彼らは立って待っている。
彼らのいる場所にたどり着いた瞬間の笑いと感動の深さを堪能してもらいたい。
砂消しゴムで消せない度数
★★★★☆
面白いですよね、僕は久保井が好きです。
このブログは、番組とか芸人とかがすごい僕の好みとあってるので毎回楽しく見させてもらってます。
by こう (2005-04-22 23:50)
こうさん、こんばんは。
嬉しいコメントありがとうございます!!
久保井、むかつくけど面白いですよね。
あぁ~思い出してきたぁ(笑)
by すなけし (2005-04-23 01:16)