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お笑い方程式 -ツッコミとは何か?- [笑い一般]

お笑い方程式なるものをご存知でしょうか?
詳しくは以下に解説されています。
http://rate.livedoor.biz/archives/50068878.html
原文はこちら
http://english.pravda.ru/science/19/94/377/16236_laughter.html

ジョークのうけ度を方程式で表しており
こちらがその式となります。
世界には色んな物好きがいるものです(笑)

HE = PI x C/T + BM

PI : 個人的な関与。
C : ジョークの複雑性。
T : 聞き手がジョークを理解するまでに要する時間。
BM : 聴衆のムード。
HE : ジョークのウケ度

まず、CとTについて考えると
理解するまでの時間が長ければ笑いが取りにくくなり
単純なものより複雑なジョークの方が笑いが大きくなる。
(複雑かつ、理解が早ければ笑いが大きくなるという意味になる)

次にBM。
これは環境に依存して笑いが大きくなりますよという至極当たり前な補正値ですね。

難しいのはPIでしょうか?
リンク先の紹介文でも説明に苦慮されていますが
ジョークと自分の置かれた環境の差異となんでしょうね。
つまり身近であるほど笑え
まったく関係のない話だと笑いにくいということを表している。

また下地とも言い換えることができるかもしれません。
例えば、僕は小さい頃ドリフで大笑いしていました。
しかしドリフ的な笑いに免疫が付き、昔のように笑うことは出来ません。
対象者の経験によって、ウケが変化する部分もPIにこめられていそうです。
かなり複雑かつ個人に左右されますね。

さて、この式なんですがスッキリする部分と
とても違和感を持つ部分があると感じます。
なぜならこの式は

ジョークが一人で完結しているのが前提

になっているのです。
つまり”ツッコミ”という概念がごっそり抜けています。

「ジョークのような一人で成立する笑いの他に
 ボケとツッコミを分離した笑い文化を持つ」

これは日本と外国の笑い文化の違いを、とてもよく表しています。

分離することによって、笑いは複雑性を増しました。
誰がこの分業を確立させたか?という議論はさておき
この概念なくして日本の笑いは語れないでしょう。

では、上記の方程式をツッコミを加味したものに変形させてみます。

HE = (PI+R3) x (C+R2)/(T-R1) + BM

PI:個人的な関与。
C:ボケの複雑性。
T:聞き手がボケを理解するまでに要する時間。
BM:聴衆のムード。
HE:ボケのウケ度
R1:ツッコミによる、理解度の上昇時間
R2:ツッコミによる、複雑性の上昇
R3:ツッコミによる、身近な事象への置き換え(親近感のUP)

複雑性を増したのは、ツッコミは1つであるにも関わらず
パラメータが3つ生まれるということからきていると考えます。

例を挙げます。
これが良いボケかは別として

 「1週間に10日来い」

というボケがあったとします。
その時、R1~R3それぞれに重きを置いたツッコミを考えて見ます。

 ・R1に重きを置いた場合 ”1週間は7日しかない!”
 ・R2に重きを置いた場合 ”小学生からやり直す?”
 ・R3に重きを置いた場合 ”五月みどりか!!??”

この場合のR1に重きを置いた場合はオーソドックスなツッコミになります。
理解を早める為の単純な訂正です。
R2に重きを置くと、1週間は7日しかないことがすぐに理解できた人に対して
物語を提供できるツッコミが用意できます。
R3に重きを置いた場合、このボケが五月みどりの歌の題名であることを知っている場合に
有効なツッコミとなります。
また、R2で示した例はR3の要素も若干持っています。
難しいですがR1~R3全てが大きくなるツッコミが最適だと言えるでしょう。

以前、お笑い視力という記事を書きました。
http://blog.so-net.ne.jp/suna_keshi/2005-02-02
その中で触れた”めがね”の正体を掘り下げてみようと
今回、この記事を書いてみました。
書いてみて。。。。難しかったです!!!
とりあえず、アップしてみますが、納得いかなかったら書き直すか削除しようと思っています。


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