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お笑い聖地巡業 -24時間一人ごっつ- [ダウンタウン]

先週末に鎌倉へ行ってきた。
僕にとっては特別な場所で、お笑い聖地だと思っている。

妙本寺。
この名前を聞いて、ピンときた人はかなりマニアックだ。
伝説的な番組がこの寺で収録された。

”24時間一人ごっつ(フジテレビ:98年12月24日~28日に放送)”

この番組は題そのままの内容で
一人ごっつの24時間バージョンである。
24時間ひたすらに大喜利を行う。
(客も24時間座っていた)

正月に時間があったので嫁と、この番組を見た。
自ら追い込まれる状況に飛び込んでいるのもあり
松本人志の人間性がとても多く垣間見える。
そういった意味でも、実験的な番組で放送されたこと自体が奇跡とも思える。

何度となく見た内容であったが、今になって気付くことがあった。
まず、

松本人志は客との距離に注意を払い続けている。

自分の世界を押し付けるような評価を良くされる彼だが
そんなことは全くない。
人一倍、空気を大事にする芸人だといえる。
これは、ガキの使いのトークにおいても同じだ。
客をかなり観察している。
次に、

松本人志は見せ方を模索する。

彼は才人だ、それは間違いない。
何事も1発で決めてしまいそうなイメージがあるが、これも違う。
例えば、この番組内で数回見られた行動として
通常フリップで回答を出すのだが、途中からフリップを使わずに
喋って回答をするお題があった。
文字や絵よりも、語感の面白さを追求した方が良い題だと判断したのだろう。
あれだけの才人でも、自分の中にある物を
外に出さずに正しい評価だ出来ないのだ。
ただし、外に出してから笑いの正解へ導く速度は恐ろしく速い。

ここから、お笑い界の一つの鉄則が導き出せる。

”舞台から離れてはならない!!”

面白い傾向がある。
TVのレビュラー番組を多く持っている芸人ほど
舞台公演を行っている。
例を挙げるとキリがないくらいに多い。
それは

  ・TVという、顔の見えない沢山の”客”を相手にする媒体だけでは”客”との空気感を掴めない
  ・常に結果だけを求められるTVでは、方法の模索が難しい

この2つに起因しているのではないだろうか?
そして芸人は皆、舞台返りをする。

その舞台の一つとなった妙本寺。
とりあえず鎮座してみた。

ここに24時間、笑いと格闘を続けた男が座っていたと考えると胸高鳴る。
笑いの神はここで微笑んでいた。

##以下のサイトで24時間一人ごっつの詳細が紹介されています。
  http://www2s.biglobe.ne.jp/~shu-mh/mtgt/24h/index.htm


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コメント 3

すごい。面白いです。
一人ごっつ大好きでした。
by (2005-11-16 17:44) 

ヒナ

なんだか素敵ですね☆
すなけしさんは、何故笑いがスキですか?
(何処かで書かれてたらすいません。まだすべてに目を通していません;)

「客をかなり観察している」のはTVの松ちゃんを観ててもスゴク感じますよね。
笑は、いくら面白い事が出来ても「空気」を読めないと
面白くなくなってしまいますものね!

ダウンタウンのLIVEが観たいですうぅ><
又は、せめて松ちゃんにはフリップを持つ機会を増やして欲しい~!
by ヒナ (2005-11-16 23:21) 

すなけし

>>ルイージ さん
この記事にコメントいただいて嬉しいです!!
なかなか知っている人に出会えないので(笑)

>>ヒナさん
難しい質問ですね(笑)
答えが無い、全てを理解できない、自分の思い通りにできない
という事から来る、”知りたい”という欲求と
頭と心がスッキリする快感でしょうか?
いつかまとめてみたいです!!

確かにフリップをもつ機会が減ってますね。。。
リンカーンに期待でしょうか!!??
by すなけし (2005-11-17 00:04) 

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