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笑いの賞味期限 [笑い一般]

本日は、笑いの賞味期限に関する考察です。

笑いとは裏切りです。
つまり、知っていることは本来笑えないはず。
そう考えると落語であったり、思い出し笑いであったり
知っていても笑えるというのは不思議ではないでしょうか?
そして、いつか自然と笑えなくなっていく物が大半だと感じます。

笑いには賞味期限があるのです。

例えば、トークで笑いを取るときの作法として

”フリを短く、落ち深く”

というのが一番効果的であるとされています。
料理で言えば、新鮮で良い食材を新鮮で内に調理して出すのが美味しいというのに似ています。

では、新鮮で無い物を後でおいしく食べるにはどのようにすればよいのでしょうか?
言い換えると、賞味期限を延ばす方法は何なのか?という疑問と同意です。

再び調理の話になりますが
一般的に賞味期限を延ばす方法は以下です。

 1.焼く・煮る(火を通す) :生では無くする
 2.乾燥させる(干物など) :水分を蒸発させ、腐らせる要素を少なくする
 3.腐らせる/発酵させる(納豆、漬物、酒):分解させ、有益な成分を取り出す
 4.冷凍する       :雑菌が増殖する環境条件から守る
 
それぞれが笑いの賞味期限を延ばす方法に似ていると思いませんか?
1~4をA~Dに対応させます。
 
 A.TV等、編集して見せる  :編集を加え生放送では無くしパッケージ化する
                  (漫才もその一種)
 B.一発ギャグ         :余分な部分をそぎ落とし、見る側の取り方に任せる
                  (カップラーメンでいうお湯を注ぐ作業を観客がする)
 C.落語             :噺を伝え、年代問わず笑える要素を取り出す
 D.狂言             :基本的に変化することを停止している。

笑いも一種のエネルギーだと思いますので
他のエネルギーとその保存方法は似ていて当然かもしれません。     

しかし食べ物のように、生きるために必要なエネルギを取るため
美味しいと感じる舌が準備されているのと違い
笑いというエネルギは生命を維持するためにはいらないので
2度も3度も楽しめる必要はありません。

ですが、このような類似性を考えると
笑いが人間にとって重要な要素であることが証明できるのではないでしょうか?


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コメント 2

堂籠 某

こんにちは

『「笑い」は裏切りだ』とおっしゃったのは

確か松本人志さんでしたね^^

まさにその通りだと思います

異口同音の金言だと思います

ちなみに自分は「笑い」とは

『偶然を装うこと』


だと思ってます


笑いって、深い・・・・
by 堂籠 某 (2006-03-11 22:36) 

すなけし

そうです、松本さんです。
言葉を拝借させていただきました(笑)
偶然を装うっていうのも真ですね。
裏切りには欠かせない要素だと思います。
本当に笑いの話題は尽きないです。。。
by すなけし (2006-03-15 00:46) 

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