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品川庄司 熱量の変化 [芸人評]

僕は昨晩、登龍門での品川庄司のネタを見て
静かな感動で熱くなった。

品川庄司が再び羽ばたこうとしている。

彼らが注目を浴び始めたのは2000年くらいからだったと記憶している。
”笑いの時間”の若手芸人記憶コーナで
ダウンタウンに名前を覚えてもらろうと、グーで殴りあったのがこの頃。
それを起点にどんどんTVに出始めた。

例えば深夜に生放送と知らされずに番組を任されるというドッキリにあったこともある。
そのような特別扱いをされる芸人はそう多いものではない。

そのままの勢いで一気に売れそうだったのだが
いつの頃からか勢いが衰え、中堅の変な位置で燻っている。

そしていつの間にかTVでは新ネタをほとんどやらなくなってしまった。

それがどうだ。
この1ヶ月で新ネタを2つもTVで見ることが出来た。

「M-1」

M-1に挑戦できる最後のキャリア(10年目)である彼等が本気になったと
勝手な憶測をしてしまっている。
そして何かが変わった。

昔と今の笑いの取り方が違うかといえば全くそんな事はない。
彼らは二人の対立を上手く笑いに変える事ができる。
(品川は庄司以外の対象をほとんど批判しない)

変わったのはこの二点。

”品川がツッコミをちゃんと受け止めるようになった”
”庄司が気持ちの入ったツッコミをするようになった”

彼らの一番の特徴は

 「ボケて殴られても動じない」
 「嫌味なく暴力的なツッコミが出来る」

であると思う。

簡単なようで難しい、この二点が得意すぎるが故に
彼等の以前のネタは熱量が一定で話の変化に乏しい
淡々としたネタに見えていた。
激しいツッコミをしているにも関わらず。

それが二点の変化により

ボケ→ツッコミ→ツッコミに対するさらに発展したボケ→ツッコミ→・・・

という流れを感じる事ができるようになり
二人の熱量がどんどん上がっていくような漫才の渦を作れるように変化した。

しかしまだ、変化したスタイルは完成していないと思う。
後半の勢いに対して前半の導入部分が物足りない。

ただ僕は嬉しくてしょうがない。
品川庄司が前に進もうとしている。
それが本当に嬉しいし、期待してしまう。

品川庄司の熱でM-1が熱くなるかもしれない。


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コメント 2

昨日「バリバリ!」を見てて、品庄に対し思うたコトを書いたので、
TBさせていただきました。m(_ _)m よろしくどーぞ!
by (2005-09-14 16:49) 

すなけし

TBありがとうございます!!!
by すなけし (2005-09-14 22:24) 

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